第118話彼女は本物のスキルを見せなければならない

「皆さま、誤解がありまして誠に申し訳ございません。最近、厄介者が続いておりまして……その連中と取り違えてしまいました。ジョンソン様から直々にお電話をいただき、皆さまが大切なお客様だと伺っております。ですので、こうして私どもが直接、上階へご案内にあがりました」

ザイドは電話を切るなり、素早く頭を下げて詫びた。

「レイエスさん、彼らも命令で動いているだけよ。落とし前をつけたいなら、エリに話したほうが早いんじゃない?」

エミリーはイサークに向けてウインクした。

以前、協力したときはエリが譲歩した。今回もまた、同じ手が通じるかもしれない――そう踏んだのだ。

イサークも意図を汲んだ。

イサー...

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